​秘密の結晶

加工食品の新しい見方から得る再認識。

日々、私たちはパッケージを盲信しているのではないでしょうか?

封を切って中身をよく見ずに食べ、また、品質表示に記載される原材料や食品添加物は記載内容を読んでも、その実態はわかりません。

そんな食の不透明性を、未開封のパッケージに樹脂を流し込み、封入することで実態を観察できる標本としました。

日清食品/CUP NOODLE  

販売開始年/1971

容器の底から1~2cm浮くように作られ下部へ向けて密度が低くお湯を入れた時に麺全体に素早く、均等にお湯が行き渡るように設計されていることが伺える。他の市販のインスタントラーメンより火薬は少なく​底に少量添加されている。

佐久間製菓/サクマドロップス

販売開始年/1908

内容量は容器の半分より少し多い程度。これの隙間があるおかげで缶を振るとカラカラと特徴的な音を立てることができる。

中のドロップの色も缶によって様々でメロン味(緑)の多い缶やハッカ(白)​等、均等に入っているように思っていたものも、標本として取り出して比較することで判った。

LOTTE/ビックリマンチョコ

販売開始年/1977

一時期一世を風靡したシール入りウェハースチョコ。

台紙とパッケージの間にウェハースを崩さない程度の隙間はあるものの肝心のシールはしっかりと収納され、固めて取り出しても見ることはできないようデザインされている。

LOTTE/コアラのマーチ

販売開始年/1984

 袋の外側の箱は六角形だが袋は自然な円筒形を保つようにできている。

本作は袋自体の強度が強くないため外側に皺の形が変わらないよう補強を加え​中に樹脂を注入している。

meiji/MAKADAMIA

販売開始年/1976

普段であればゴミとして捨てるだけのチョコを固定するためのトレイに刻まれたリサイクル表示やチョコレートを守るために高さや幅など容器の工夫を観察することもできる。

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サイズ:W900×D300×H1500 

素材:食品・エポキシ樹脂

技法:樹脂注型

日常に即す意味を強めるために、什器や照明で空間全体でコンビニのような演出をしました。

鑑賞者は自由に作品を手に取りることが出来普段の買い物をする感覚で違和感に触れて欲しいです。

2019/4/1~2

表参道 SPIRAL INDEPENDENT CREATORS FESTIVAL  SICF20展示

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