カブトガニカバン

​生物と鞄の歴史から見つめる日常の衣服と命の再認識。

カブトガニの形とヤギ革の持つ生々しい質感を対比させることで、失われつつある命を感じる道具を作りました。

モチーフのカブトガニは生きた化石として古生代から姿を変えず今も生息している為、生き物の原点のようだと感じたからです。

色や質感、サイズや重さに至るまで再現し、日常に使える鞄としました。

カブトガニの洗練された形を忠実に再現することに徹し、ランドセルのように立体成形を行いながらも、裏面はレーザーカッター​の焼き入れ加工により鞄としての機能性を高め、新しい表現手法へ挑戦しました。

サイズ:W300×D600×H100 

素材:皮革(ヤギ)

技法:立体成型・縫製

​モデル:カブトガニ (日本種)雌 成体

​仕様

 

​鞄は甲羅の上下どちらを上にしても背負えるよう肩紐が取り付けられています。

甲羅上部がファスナーによって開閉し、

尻尾の付け根にはペンが一本差し込めるようになってます。バックの中には内ポケットが二つついており、財布や手帳をしまえる設計となっています。

500mltペットボトル程度のサイズであれば甲羅の形くずれなくしまえるようになっています。

使用

 

​背負うと意外にも馴染みが良く、服装全体で意識するときは革鞄に見える。全体と部分という意識の違いだけで生物と無生物の間を行き来する。

印象は革の生き物らしさを強調してくれるように感じます。

​実際の生きているカブトガニ (左) カブトガニ カバン(右)の比較

笠岡市立カブトガニ博物館

国指定天然記念物“カブトガニ繁殖地”である神島水道をのぞむ、世界で唯一のカブトガニをテーマとした博物館。建物はカブトガニをイメージした形状をしています。

​制作過程

粘土で原型を制作し型押しをして熱と水分、革の硬化材を用いてランドセルのように成型加工を施しました。

  • ホワイトInstagramのアイコン
  • w-facebook