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Food Hood
年月 : 2023.11
寸法 : W220×D290×H30(mm)
素材 : ドライフードスープ・折り畳み紙コップ・ハイミラン・アルミ緩衝シート
技法 : スキン真空パック
協力 : 株式会社タイセイテクノ
防災頭巾型のフリーズドライスープのパッケージ。
真空スキンパックという食品に密着する技術を用いることで、パッケージに構造が生まれ道具として機能するプロダクトです。
郵便ポストや宅配ボックスの中に備えておくことで、平時には配達される郵便物のクッションとして密かに機能し、有事の際には身を守る防具として役立ちます。
フリーズドライスープはクッション材の役割を果たし、もしも粉々になっても避難先で美味しく食べられます。
阪神淡路大震災、東日本大震災の避難所における食生活調査によると被災地に送付される食品は、炭水化物(ごはん、パン、麺類など)が多く、たんぱく質・ビタミン・ミネラル・食物繊維の不足が生じやすい状況でした。特に高齢者にとっては、冷たいごはん(おにぎり)など、飲みこみにくい食品が多くなっていました。
その様な実態から、パッケージする食品にはビタミンとタンパク質を豊富に含むフリーズドライスープを選びました。
有事の際にはそれをシェアすることができる郵便ポストから、身近な大切な人への備えとして。
避難所では不足しがちな栄養をシェアするパッケージとなることを願いデザインしました。
MITTSU PROJECT(みっつプロジェクト)展示作品。
長年「包む」商品を世に送り出してきたマルアイが、「つつむ、つくる、つながる」をコンセプトに、「包む」ことの価値や新たな可能性を創造し発信するプロジェクト。
2023年度は、「人と人をつなげる食品パッケージ」をテーマに若手デザイナー4組と共創。時代の変化や社会課題など、さまざまな視点から、未来のあるべき食品パッケージをかたちにします。
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